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パントキックが飛ばないゴールキーパーGKへ!最短の上達法とは!?

「なんでこんなに練習しているのにパントキックが飛ぶようにならないんだろう?」
「俺も西川選手みたいなパントキックが蹴れるようになりたい!」
「ライナーで味方にドンピシャに合わせられるようなパントキックを蹴りたい!」 
 
最近では、ゴールキーパーGKは守りだけではなく攻めに貢献することも求められています。 
 
そんな中、パントキックをもっとうまく蹴れるようになりたいと思う選手は多いでしょう。 
 
「セービングは得意だけど、キックは苦手…」 
 
そう考えるゴールキーパーGKは少なくありません。 
 

「パントキックの上達にあたり大切なことは何か?」
「上達のための具体的なポイントは?」 
 
ここでは、そんなお話をさせていただこうと思います。 
 
 
 

西川選手が考えるパントキック

プロのゴールキーパーGKでパントキックが上手い選手はたくさんいるかと思いますが、
その中でも西川選手に憧れる人はかなり多いでしょう。 
 

味方選手の胸元にドンピシャで合わせるパントキックで攻撃に貢献し、
DFの穴を的確に狙うそのキックは、ゴールキーパーGKの選手なら誰もが憧れるかと思います。 
 
それを試合中にやっているのですから、本当に尊敬するしかないですよね。 
 
そんな西川選手がパントキックについて話されている動画がありましたので、
まず最初にこちらを共有させていただこうと思います。 
 
投稿元はあのカメラで有名なキヤノン株式会社さんですので、
もしこちらも興味があるという方はぜひ見てみてください。
【キヤノンホームページ】
http://canon.jp/ 
 
「Canon Football Focus」 Val.002 西川周作選手(浦和レッズ)【キヤノン公式】 
 

 
 
動画の方は見ていただけたでしょうか? 
 
本当に何度見てもかっこいいなと思わされるパントキックですよね。
自分もこんなキックができたらなと思う選手は本当に多いと思います。 
 
それではいよいよ次の章から、パントキックの上達方法についての具体的な内容をお話していこうと思います。 
 
 
 

パントキックの種類のお話

それではパントキックを上達させるお話に入っていくのですが、その具体的な方法に入っていく前に大切なことがあります。 
 
それはあなたが具体的に何をどう上達させたいのかを明確にするということです。 
 
「パントキックがうまくなりたい」 
 
それだけ考えていてもなかなか上達しない選手が多いのは、
具体的に何をどう上達させたいのかが明確になっていないからです。 
 
ひとくちにパントキックといっても様々な種類がありますし、
あなたがパントキックを飛ばしたいのか、コントロールをよくしたいのかでも改善方法は変わってくるでしょう。 
 
「何をどう上達させたいのか?」 
 
それをあいまいにしたまま無闇に練習しても効果は薄いです。 
 
なので、はじめに自分がどんなキックをしたいのかを明確にしていきましょう。 
 
ここでは、パントキックの種類とそれぞれのメリット・デメリットについてお話していきます。 
 
すでに知っているかもしれませんが、パントキックの種類は主に以下の3つです。 
 
1. 欧州式パントキック(縦パントキック)
2. 南米式パントキック(横パントキック)
3. ドロップキック 
 
そして、それぞれのメリットとデメリットは次の通りです。 
 

1. 欧州式パントキック(縦パントキック)

【メリット】
・3つの中で難易度が最も低い
・ボールの滞空時間が長いので、時間を稼ぎたいときにも効果的 
 
【デメリット】
・ライナーなボールを蹴るのには向いていない
・風の影響を受けやすい 
 

2. 南米式パントキック(横パントキック)

【メリット】
・ライナーなボールを蹴りやすいので速攻などでも効果的
・上達すると3つの中で最もコントロールがいい 
 
【デメリット】
・3つの中でも難易度が高い
・未熟な頃はキックミスをしやすい 
 

3. ドロップキック

【メリット】
・人によっては最もキックの飛距離が出る
・バック回転で味方がトラップしやすいボールを蹴るのが簡単 
 
【デメリット】
・グラウンドの影響を受けやすい・雨の日などはそもそも使えない場合がある 
 
いかがでしょうか? 
 
3種類のパントキックについてメリットとデメリットをあげてみました。
他にもあるとは思いますが、代表的なのは上でお話したようなものかと思います。 
 
パントキックにはそれぞれメリット・デメリットがあり、状況に応じて使い分けることが大切です。 
 
ただし、上達させたいと思ったら練習するパントキックは1つに絞ってください。 
 
もちろん、全部蹴れるようになるのがベストだとは思いますが、
まずはどのパントキックを蹴れるようになりたいのか?
これを明確にしましょう。 
 

全部いっぺんに練習しようとしてもどれもイマイチ上達せず、結果的に時間の割にぜんぜん上達しないというのが落ちです。 
 
なので、まずはじめに自分がどのパントキックを上達させたいのかということは明確にしておいてください。 
 
 
 

パントキック上達のための3つのポイント

では、具体的な上達のための3つのポイントについてお話していこうと思います。 
 
なお、ここでの内容は南米式パントキック(横パントキック)の上達方法に関するお話になります。 
 
パントキックを上達させるときに大切にしてほしいポイントは次の3つです。
1. ボールを持つ手
2. 体の向き
3. 足の入り(角度) 
 
では、上の1〜3を順番に説明していきます。 
 

1. ボールを持つ手

これは最初に紹介した動画のなかで西川選手もいっていましたね。 
 
パントキックは足で蹴るものなのは間違いないですが、
実は足以外の部分が大切だったりするわけです。 
 
特に手はパントキックの基盤といっても過言ではありません。 
 
やってほしいことは
蹴る足と逆の手でボールをもつということです。 
 
たまに蹴る足と同じ方の手でボールを持っているゴールキーパーGKがいますが、
これはあまりよくありません。 
 
想像してもらえればわかると思いますが、
向かってくるボールを跳ね返すように蹴る方が、自分から離れていくボールを蹴るよりも蹴りやすいですよね。 
 
パントキックの時も同じです。
自分に向かってくるボールの方が蹴りやすいのです。 
 
なので、蹴る方とは逆の手でボールを持つことで、
自然と向かってくるボールを蹴るようにした方がいいわけですね。 
 
もしもあなたが蹴る足と同じ方の手にボールを持って普段パントキックを蹴っているという場合は、
手を逆に変えて見てください。 
 
もちろん、最初は慣れていない分蹴りにくいと感じるかと思いますが、
少し練習すれば必ずできるようになると思います。 
 
 
 

2. 体の向き

パントキックに入る前の体の向きもとても大切なポイントです。 
 
特に南米式パントキック(横パントキック)をする場合は、体を前に向けたままパントキックを蹴ろうとしても力が入らず強いボールは蹴れません。 
 
南米式パントキック(横パントキック)では、体の向きを蹴る方向の90°弱横にするのが正しいフォームです。 
 
こうすることで、足の力だけでなく体全体の力をうまく使うことができ、より遠くにボールを飛ばすことができます。 
 
 
 

3. 足の入り(角度)

最後にボールへの足の入り(角度)についてです。 
 

南米式パントキック(横パントキック)では、ボールを横から蹴る必要があります。 
 
普通に下から蹴ってしまうと、ボールがどうしても高く浮いてしまいライナーなボールは蹴れません。 
 
それに対して、ボールを横から蹴れば、ライナーな鋭いボールを蹴れるわけです。 
 
ただし、この「ボールを横から蹴る」ということが3つのポイントの中で最も難しいことかもしれません。 
 
普通の縦パントキックの場合は、上から落ちてくるボールに対して下からボールを蹴るわけですから、ボールの中心を蹴りやすく、タイミングを合わせやすいです。 
 
それとは逆に横パントキックの場合は、下からではなく横からボールを蹴るわけですから、蹴るタイミングが早いとボールが高く浮いてしまい、遅いとボールが浮かずにワンバウンドしてしまうことすらあります。 
 
なので、縦パントキックに比べるとキックミスをしやすく、難易度が高いわけです。 
 
 
 
ここまで、南米式パントキック(横パントキック)上達のための3つのポイントを紹介してきました。 
 
あなたはこの3つをマスターしているでしょうか?
もし、できていないとすれば何番目のポイントができていないでしょうか? 
 
まずは、自分のキックのどこを改善すべきなのかというのを明確にしましょう。 
 

上達に一番大切なことは明確な〇〇を立てること!?

前の章では、南米式パントキック(横パントキック)上達のための3つのポイントについてお話しました。 
 

ただし、これらはあくまでポイントです。 
 

ただポイントを意識して練習しても、それがなんとなくになっていては上達するのは難しいでしょう。 
 
キックの上達に限らず、上手くなりたいという場合は明確な目標を立てることが何よりも大切です。
結局、一番大切なことはこの明確な目標を立てるということです。 
 

「キックを上手くなりたい」
「西川選手みたいなパントキックを蹴れるようになりたい」
「もっとコントロールのいいボールを蹴りたい」 
 
それだけを考えて、練習を積み重ねるのでは足りません。 
 
「期限」「ゴール」
この2つを明確にして明確な目標を立てることがとても大切です。 
 
例えば、パントキックの飛距離を伸ばしたい人はこのような目標にするのがいいかもしれません。 
 
【目標】
「1ヶ月以内にパントキックの飛距離を30mから35mにする!」 
 
この目標を聞くと、あなたはこう考えるかもしれませんね。
「35mなんて、そんなに細かく決める必要あるの?」 
 

たしかに、飛距離を35m以上にするというように細かく目標を決めている選手は少ないかもしれません。
大半の選手が、「キック力をあげたい!」という思いで止まってしまいますからね。 
 
ただそれでは、何km走ればいいかがわからないマラソンと同じです。 
 
いつ終わるかも、いつまで走ればいいのかもわからない。
それでは続くはずもありません。 
 
人ははっきりとしたゴールがあるからこそ、走り切ることができるのです。 
 
明確に35mという「ゴール」と1ヶ月以内という「期限」が決まっているからこそ、自分の目標があとどのぐらいで達成できるのか、その目標をあとどのぐらいで達成しなければいけないのかがはっきり分かるのです。 
 
これがしっかりできれば、間違いなく今まで以上に速く上達することができるでしょう。
ライバルにも差をつけられるはずです。 
 
それに対して、目標を立てずになんとなく練習をしていくのは楽でしょう。 
 
頑張っているという充実感は得られますし、目標を達成できなかった時の罪悪感を感じることもないのですから。 
 
ただし、それでは目標を明確にして、その目標に対して死にものぐるいでやっている選手には絶対に勝てません。 
 
ただなんとなく、
「もっとキック飛ぶようにしたいな」と考える選手と
「絶対に1ヶ月でキック力を5m伸ばす」と考えている選手。
果たしてどちらがうまくなるでしょうか? 
 
おそらく明確にキック力を5m伸ばすという目標を立てている選手の方でしょう。 
 
その限られた期間でなんとしてでも目標を達成する。
それができれば、あなたのパントキックは間違いなく上達していきます。 
 
 
 

まとめ

今回、パントキックを上達させる方法についてお話してきました。 
 

近年のサッカーでは、ゴールキーパーGKにも攻撃力を求めるようにっていることもあり、パントキックに悩むゴールキーパーGKは年々増えてきています。 
 
そんな中、もしもあなたが正しく目標を立てた上で、上記のポイントを意識して練習をし、武器となる技術をものにすれば、ライバルに大きく差をつけられるでしょう。 
 
キックは一朝一夕で身につけられるものではありません。 
 
だからこそ、ここでお話したことを元に正しく努力を積み重ねれば、あなたはチームの攻撃力をあげる確実な武器を手に入れられます。 
 
改めて、上達に向けて意識してほしい3つのポイントは下の3つです。
1. ボールを持つ手
2. 体の向き
3. 足の入り(角度) 
 
そして、今すぐやってほしいことは目標を立てることです。 
 
期限は長くても1ヶ月ぐらいにするのがいいかと思います。
「あと1ヶ月しかない」と焦るぐらいの方が、一生懸命になれますからね。 
 
それと、目標は絶対に達成できるものにしてほしいです。
無茶な目標を立てても気持ちが入らず、効果がありません。 
 
それを踏まえると、例えば以下の目標が立てられます。
「1ヶ月でパントキックの飛距離を3m伸ばす!」 
 
もしあなたのグラウンドの縦の大きさが90mであれば、今ペナルティーラインからハーフラインにギリギリ届くという場合、パントキックの飛距離は28.5mということになります。
45m(コート半分の長さ) ー 16.5m(ペナルティーエリア)
= 28.5m 
 
 
 
目標が飛距離を3m伸ばすことであれば、1ヶ月でペナルティーエリアの3m手前からハーフラインを越えればあなたの目標が達成となるわけですね。 
 
では、具体的に目標を決めてみてください。
目標が決まったら紙に書いて自分の机の前に貼りましょう。 
 
「1ヶ月でパントキックの距離を28.5mから31.5m以上まで伸ばす!!」 
 
大事なのは、立てた目標を毎日見えるようにしておくこと、
そして、その目標に対して毎日数%でも前進するように練習をすることです。 
 
ここでお話した内容をあなたが実践し、あなたが誰より速くパントキックを上達させることを願っています。 
 
では、ここまでご覧いただきありがとうございました。

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