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チームでゴールキーパーGKが1人のとき練習はどうすればいいのか?
1人でのゴールキーパーGK練習
まずはじめてに言っておきます。
ゴールキーパーGK練習の場合、1人練習というのはかなり限界があります。
特にキャッチングが関与したキーパースキルを鍛えようと思ったときは、
ボールを供給してくれるパートナーが必須といってもいいでしょう。
たまに、
「自分で壁に蹴り、それをキャッチングして自主練習しています!」
という選手がいますが、
試合を意識したプレーをしようと思ったら、
しっかり構えた状態でやる必要があるため、
蹴ってすぐにキャッチングといった自主練習はあまり効果は期待できないでしょう。
他にも、
ゴールキーパーGKにとって大切な反応や判断といったスキルを養うことも1人では難しいです。
そのうえで1人での練習を考えると、
アジリティやキック、瞬発系のトレーニングといったことになってくるでしょう。
キックでいうと、ハーフラインすぎ辺りの中央、サイドそれぞれの位置から、
5本ずつなど本数を決めてゴール中央を狙うといったものであれば、
それなりにいい練習かと思います。
止めたボールと動いたボールの両方をやるのがいいですね。
ハーフライン辺りにターゲットを置き、
ゴール側からターゲットに向かって同じように練習する方が、
より実践的ではあるので、うまくできそうならその方がいいです。
アジリティはマーカーなどを使用した一般的なものです。
ゴールキーパーGKにとって、アジリティは重要なスキルの1つですので、
1人練習に限らず必要ですね。
これについても、サイドステップやジャンプ系、
他ステップ系などをそれぞれ2,3回ずつ、
決めたものを10分ほどでこなすといいかと思います。
1人練習では緊張感が欠けやすく、
どんなに意識しても緩みやすいので、時間制限やキックでいうと本数制限などを付けてください。
緊張感なく30分,40分やるより10分質高くやった方が圧倒的に効果があります。
瞬発系のトレーニングはジャンプやダッシュといったものですね。
瞬発力というのも、ゴールキーパーGKにとって大切なスキルになります。
飛び出しや距離を詰める速さやセービングやハイボールといった
全般のパフォーマンス向上に繋がりますからね。
ジャンプでいうとクロスバーなどを目安に、
連続10回×3セットとかで大丈夫です。
頭がバーにつく人はそれぐらいを目安にするといいでしょう。
ダッシュも50mダッシュ10本ほどですかね。
瞬発系ですので、自分の100%を超える気持ちでやらなければ意味はありません。
また、重りを使うようなものは、
年齢にもよりますが最初はおススメしません。
体ができていない段階で重りを使うというのは、
メリット以上にリスクが多いですからね。
それでも1人練習は限界がある!!
ここまで1人練習についてお話しました。
ただ、振り返ってもらうとわかる通り、
キャッチングに関与した練習は1つもありません。
厳密にはなくもないのですが、
本当に基本的な練習以外はないといっていいでしょう。
なので、最後に普段1人での練習を強いられる
ゴールキーパーGKのあなたにお話したいことがあります。
たまたま10,20分1人で練習しなければいけない時間ができたというときであれば、
ぜんぜん上の練習を参考にしてもらって構わないと思います。
ただし、普段からずっと1人という場合は、
直接監督に
「ゴールキーパーGK練習を本気でやりたいから
毎回1,2人でもフィールドプレイヤーを借りれないでしょうか?」
と相談してみるのがいいでしょう。
もちろん、
ただの正面にボールを蹴ってもらうだけの練習を借りた選手に任せるのでは
監督も良しとしないので、
フィールドにとっても練習になるような形態の
シュート練習、クロス練習、CKやフィードなどの練習を提案するといいですね。
最初の10分ほどはアジリティなどで体を温め、
全体でGKが混ざる練習までフィールド1,2人を借りての練習、
フィールドにも意味のある練習を提案できれば、
監督も納得してくれると思います。
もともと監督自身もGKだけほったらかしてることを気にしてはいると思いますので、
GKと練習するフィールドの選手にも意味があり、
提案するGKの選手も本気ということであれば、
1,2人ぐらい貸してもらえると思いますよ。
毎回違う選手であれば、
フィールドの連携練習にもさほど影響しないと思いますし、
そのフィールドの練習に匹敵するGKを交えたからこその練習を提案すれば大丈夫だと思います。
最後にまとめますと、いつも1人という場合は、
監督に相談してみてください。
本気で相談した上で、
一緒に練習をするフィールドの選手にもメリットがある提案ができれば、
納得してもらえるはずです。
チャンスは1回じゃないので、
何度もお願いするつもりで行きましょう。
他でもない自分が上手くなるためなのですから。
そのほかの場合で、
たまたま10,20分自分で練習する状況になった時のみ
最初に言った練習を参考にしてみてください。
それでは、ここまでご覧いただき
ありがとうございました。