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ストレッチはゴールキーパーGKのパフォーマンスを低下させるのか?
ストレッチは運動機能を低下させる?
「ストレッチはパフォーマンスを低下させる。」
こんなことを耳にしたことがあるかもしれません。
たしかに、これはある意味事実です。
ただし、それは静的ストレッチの場合です。
あらゆる研究結果を見ても、運動前に静的ストレッチをすることで、
瞬発的なパフォーマンスが平均して約5%ほど低下することが報告されています。
さらに付け加えると、
静的ストレッチの静止時間が15秒と30秒の時を比べても
ほぼ同じような結果が見られることもわかっています。
少しの時間でも、静的ストレッチはパフォーマンスを低下させるわけですね。
瞬発的なプレーが多いゴールキーパーGKにとって、
これは痛手です。
では、静的ストレッチは完全に逆効果なのか?
ゴールキーパーGKにとって静的ストレッチは完全に逆効果なのでしょうか?
実は、逆効果どころかパフォーマンスを大きく向上させる重要なものなのです。
運動前に行うとパフォーマンス低下につながる静的ストレッチですが、
本来、ゴールキーパーGKにとって計り知れないメリットを持っています。
・柔軟性が高まる
・疲労の回復作用がある
・怪我のリスクを低下させる
・身体能力向上につながる
・プレーの幅を広げる
・精神面でのリラックス作用がある
・睡眠の質を向上させる
このように、静的ストレッチには様々な効果が期待できます。
逆に、ゴールキーパーGKだけど今までストレッチはやってこなかった
という方は危機感を感じた方がいいでしょう。
毎回練習で、セービングのたび地面に体を打ち付け、
ボールに頭から突っ込んでいくようなゴールキーパーGKは、
常に怪我と隣り合わせです。
もしストレッチはしていないけど、
怪我はしてこなかったというのであれば、
それは単に運がよかっただけです。
そもそも、
上に書いたようにゴールキーパーGKにとってこれほどメリットがあるわけですから、
毎日30分ぐらい時間を割く価値はあるのではないでしょうか?
ゴールキーパーGKにとって効果的なストレッチとは?
すでに述べたように、運動前にやるのはパフォーマンス低下につながるため、
控えた方がいいでしょう。
運動前は動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)が効果的です。
また、運動後に行うのは疲労回復に効果的ですが、
それはすでにやっているかと思います。
ここでお話したいのは、家に帰ってから、
お風呂上がりのタイミングでのストレッチです。
やった方がいいとはわかっていても、
ほとんどの選手が習慣化できていないのではないでしょうか?
なので、今一度どんなメリットがあるのか考えた上で、
習慣化しましょう。
上でも言った通り、
お風呂上がりのタイミングでの静的ストレッチにはこれだけの効果が期待できます。
・柔軟性が高まる
・疲労の回復作用がある
・怪我のリスクを低下させる
・身体能力向上につながる
・プレーの幅を広げる
・精神面でのリラックス作用がある
・睡眠の質を向上させる
筋肉というのはバネのようなものです。
硬いバネでは、どんなに強かろうと、高くは跳ねないですよね。
柔軟性の高いバネだからこそ、
大きく跳ねることができるわけです。
ストレッチは今のあなたの身体能力を向上させる効果があります。
「何のために行うのか?」というところを明確に意識して、
とりあえず今日1日、お風呂上りに実施してみましょう。
このタイミングでのストレッチでは1箇所30秒が効果的です。
最初は3日続けるのも大変ですが、
1週間もすれば慣れてくると思います。
もし1カ月も続けることができれば、
それだけでも目に見える効果が期待できるかと思います。
とりあえず今日1日、
お風呂上りにベットの上ででもリラックスしてやってみましょう。
音楽でも聞きながらやれば、意外とすぐにできるものですよ。
それでは、ここまでご覧いただき
ありがとうございました。